【農事(作事)日誌】 1月8日(師走六日)

日出:06:49
南中:11:45
日入:16:41

月出:10:44
南中:16:39
月入:22:41

天気:晴れ
気温:ー5℃〜8℃
風:北南西 1メートル

作業:
1 脱穀機・唐箕の譲り受け
悟空・トシ

使用具:
軽トラ

資材:

本日の購入品:
トラックシート 
高速道路料金 2,550円(土浦ー那珂)

備考:
村社参拝・清掃

雪の影響で、土がぬるぬるして始末が悪い。軽トラを台地から降ろす時はツルツル滑って、ヒヤヒヤした(ハゲの人がいたらごめんね)。
小河さんから頂戴した型枠を下ろして、トラックシートを用意し、トシさんと常陸太田の道の駅に向かった。軽トラでも高速道路を立派に走れるのには感心したよ。

三時の約束だったが、その四十分前くらいに到着したので、道の駅でトシさんとコーヒーとブルーベリーパイを頬張りながら小野ちゃんたちを待っていたら、小野ちゃんたちはすでに到着して待っているというLINEコール。南側のトラックレーンで待っているというのだ。急いで向かうと、遠くの方に何やら素晴らしい木工品を積んでいる軽トラを発見。おお〜、木工品と見えたものは、唐箕ではないか!
脱穀機も例の写真のほかに、もう一台積んでいる。
小野ちゃんともう一人、美しい女性が車から降りてきて挨拶を交わす。
でもまずは、この機械たちとの出会いの方に関心が向く。
唐箕はまさに工芸細工だ。木がすり減ってしまっている部分もあるが、それがまた時間を感じさせて、美しい。各部に木工細工師の技が光る。
それに比し、脱穀機の方は重厚でずっしりとした風格さえ感じる。ああ、早く蕎麦や稲をその刃(針金製の輪)に当ててみたい。唐箕で風を送ってみたい。多分これらの仕掛けは江戸時代から考案されていたのだろうが、当時の人々はその最新型の細工に目を輝かせて驚いていたに違いない。労力も相当軽減されたのだろう。
こうした感慨がひと段落して、二人にお礼を言う。そして、わたしたち社員からのお礼の言葉を記した手紙を渡す。小野ちゃんと知り合いの女性Sさん。それから、これらの譲渡品の持ち主へのお礼の手紙も二人に託した。脱穀機を譲ってくれた人は、恥ずかしくてわたしたちと直接会いたくないという。なぜ恥ずかしいのか、思いも及ばないが、それにもまた、ゆかしさを感じる。

自分たちの軽トラへこれらの宝物を移し替えて、四人でしばらく道の駅で歓談した。
女性は介護施設に勤めているそうだが、施設長が今回のコロナ騒動には懐疑的で、介護施設という特にワクチン圧力が強いであろう職場であっても、一切職員へのワクチン接種の圧力はないという。そんなこともあって、チームの半数はワクチン接種を見合わせているそうだ。もちろんSさんもワクチン非接種だ。それについては長年付き合ってきた小野ちゃんの影響もあるらしい。

蕎麦も稲もまだ生産していないわたしたちだが、生産できるようになったら、これらの道具を使っているところを記録して、元の持ち主へのメッセージとして送ることを約束して別れた。
今回のことで、尽力してくれた小野ちゃんをはじめ、友人のSさん、そして、Sさんの友人たち、最後に、快く譲ってくださった持ち主へ、心から感謝します。大切に使わせていただきます。

以上

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