【農事(作事)日誌】 卯月二十五日

日出:04:26
南中:11:36
日入:18:46

月出:01:43
南中:07:37
月入:13:40

天気:晴れ
気温:15℃〜26℃
風:南南東 2m

作業:(農事・作事)
苗代の水管理
根拠地台上の土作り(馬糞堆肥、耕運)
タイム種蒔き

使用具:
耕運機

資材:
馬糞堆肥

備考:
昼飯を食ったあと、柿の木の下で昼寝をしていると、増尾尚子さんに起こされた。
陸平貝塚の資料館でのセミナーに参加した帰りに寄ったという。
最近、美浦村ではノーマスクで暮らし、さらに役所にいろいろと請願書、質問状や行政処分の求めや行政不服審査請求などを出していることが祟ったのだろうか、オラに関する悪いうわさが広まっているという。
そういえば、オラは村のすべてのボランティア活動から締め出されてしまった。その界隈では変な人間扱いをされているのだろう。そんなことを心配して来てくれたのだという。
オラは「先の戦争の時に、国防婦人会の竹槍防空訓練に参加しない人間を非国民扱いしたあの時代と現代とは同じだ。そんな現代社会には半分諦めの気持ちでいるが、後年にはっきりするだろうこの大規模な薬害時代の生き証人として、何かの跡を残しておきたい。どうせ、誰も責任を取らないだろうけど、引っ掻き傷くらいはつけておきたい。」と言った。増尾尚子さんは、その気持ちに共感するほどの度量の広さを持っている人だ。
「私もそれは嫌だと思う。だから心配で来てみた。」と言う。

そんな嫌な話題のあとに意外なことを聞いた。隣の畑によく来る浅野さんという人がいるのだが、この人は大谷で江戸小紋の染色工房を持っているが、なんとこの方、県の名工と国の名工に指定され黄綬褒章も授与されている人だという。増尾さんは行政の職員だった時代に、浅野さんが名工に指定されるのに県への申請や国への申請に一役かったのだという。そんなわけで浅野さんは今でも増尾さんに一目置いているということだ。

また、美浦村に機織りの技術を伝承しようとしている春日さんという人がいて今リウマチにより機織りは断念しているのだが、後継者を探しているという。
木綿を栽培して、綿を紡ぎ、綿糸から布を織る。そんなことに関心がある人がいたら是非手をあげて欲しいものだ。

以上

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